お庭にきれいな芝生が敷かれていると、見た目がワンランクアップしますよね。
しかし、芝生は植物ですので芝生のお手入れに対する正しい知識は、芝生の美しさを保つには必要です。
芝生のお手入れといえば、なんと言っても芝刈りが真っ先に思い浮かぶと思います。
芝刈りの目的
では、芝刈りは何のために行うのでしょうか?
それは、芝生の性質を知ることで理由が理解できます。
芝生の本能を利用する
芝生は上へ上へと伸びて成長していきますが、芝刈りをして葉を短くカットし上方向への成長を止めると、今度は横へ横へと芽の数を増やすという性質があります。
おそらく生き残るための本能だと思いますが、結果として芝を刈った部分の芽数が増え芝生の密度が上がります。
これが芝刈りの狙いで、芝生のこの性質を利用してこまめに芝刈りを行う事で、密度の高いフワフワの美しい芝生を目指すわけです。
軸刈りのリスクを減らす
芝刈りの目的は芽数を増やすだけではありません。
芝生を伸び放題にしておくと葉と同様に茎(軸)も伸びていきます。
茎が伸びた状態で芝刈りをたまに行うと、この茎をカットしてしまう可能性が高くなります。
この、茎をカットしてしまうことを軸刈りといいます。
茎の部分でカットしてしまうと、青丸の生長点も無くなります。
芝生の葉はこの生長点から茂ります。つまり、生長点が無くなれば葉も無くなるわけです。
正しい芝刈りは、芝刈り機の高さ調整を行い葉を残してカットしますが、軸刈りになってしまった場合は芝刈りを行った後、枯れたような茶色い部分が目につき、残念な芝生になります。
軸刈りは、伸ばしすぎた芝生を刈る場合に起こる可能性が高いのです。
そして、この軸刈りを何度か繰り返すと、最終的に芝生は枯れてしまいます。
そうならないように、芝刈りは定期的に行うのが美しい芝生をキープするコツなのです。
芝刈りのタイミング
芝生には日本芝と西洋芝があります。
見分け方があります。冬に茶色くなる場合は、日本芝です。冬も緑のままなら、西洋芝です。
芝生は日本芝、西洋芝関係なく冬は休眠期間になりますので、この休眠期間に芝刈りを行うと芝生のダメージが大きくなり、成長に影響が出るどころか、枯れてしまう事もあります。
地域により、若干のズレはあるかもしれませんが、一般的に日本芝の場合は4〜9月、西洋芝の場合は3月〜12月に芝刈りを行うことが良いとされています。
芝生と雑草
生命力の強い雑草は、当然芝生にもやってきます。風などで種子が飛来します。
では、芝生の雑草対策はどうしたら良いのでしょうか?
一本一本雑草を抜いていくのも良いとは思いますが、おすすめは、除草剤です。ただし、雑草に効いて芝生には影響がない除草剤です。
選択性除草剤という雑草だけを枯らす除草剤がありますので、芝生の雑草対策には効果的です。
くれぐれも、非選択性除草剤、つまり全ての植物に作用する除草剤は散布しないで下さい。
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